おしらせ: いのちの森 2010

野中ともよ実行委員長から開催メッセージ

「アースデイ東京2010」記者会見より


ブログでもリポートが続々と

HPやブログを検索してみました。参加してくださった皆さんが、各自様々なリポートをしておられますね。 13人のグランマ クララ インタビュー(green tv) 折り紙プロジェクト(環境goo) Sandii Bunbun1 朝崎郁恵、Sandii Bunbun 13人のグランマ クララ 13人のグランマ クララ、朝崎郁恵 朝崎郁恵 アースドーム、朝崎郁恵 真砂秀朗+yae 高谷美也子蝶々+HIDE190+尾引浩志+HOZU+コイケ龍一、アースドーム、POWOW aeaa Earth Kids Project POWOW aeaa Earth Kids Project じぶこん(ブログ)(写真) 野点 グリーンウォーク1 宮脇 昭 北山耕平1 幸+福楽団1 モーニング・ヨーガ 全体リポート 修験道(虹のティピ〜富士山、羽黒山) 原宿新聞 写真 ロゴマーク FMヨコハマ「Keep Green & Blue」


動画が続々とYOU TUBEにアップ

参加者がてんでに撮影した動画をアップしてくれています。拾ってみました。 朝崎郁恵 真砂秀朗 wifh Yae、遠藤晶美、Kaz、吉田ケンゴ 「虹」 真砂秀朗 wifh Yae、遠藤晶美、Kaz、吉田ケンゴ「いのちのもり」 桑名晴子 with 岡野弘幹「波」Dance: SANDII & 水野みさを 桑名晴子 with 岡野弘幹「グローリーハレルヤ」 藤川潤司・川原一紗 ラビラビ ラビラビ(原宿門前/最初の1’30″) 幸+福楽団 幸+福楽団(原宿門前) hardeco organic ambient orchestra(キッズドーム) hardeco organic ambient orchestra


野中ともよ実行委員長からの御礼の言葉

関係して下さったすべての皆さまに、心の底からの感謝を申し上げます。 1年の四季の移ろいそのもの(雪からキラキラの太陽)まで、与えてくださった自然(じねん)の神様にも心の底からの感謝を申し上げて、“アースデイいのちの森”の集いの2年目を閉じさせていただきます。 いのちの森実行委員長 野中ともよ


グランマ、グランパからのメッセージ

13人の先住民のグランドマザー(大祖母)たちが、今、世界に大切なメッセージを伝えて回っています。今回、その中のお一人、クララ・シノブ・イウラさんがいらっしゃいます。彼女は日系ブラジル人。アマゾンの熱帯雨林の中で儀式をしながら、ヒーラーとして活動していらっしゃいます。 奄美・加計呂麻島出身の、75歳になられてもなお一層精力的に活動を続けておられる伝説の唄者、朝崎郁恵さんも歌を捧げに来られます。 おばあちゃんたちだけではありません。御年82歳を迎えられた世界的な森林生態学者の宮脇昭さんからも、鎮守の杜についてお話しにうかがいます。 姉妹企画であるアースデイ東京の「虹のティピ」にも、御年80歳を超えられている富士講の齋藤先達と、羽黒修験の星野先達がいらっしゃって、日本古来から伝わる山岳信仰についてのお話しをして下さいます。 今や私たちは、本当に尊敬できるお爺ちゃん、お婆ちゃんと出会うことは、実に稀です。この機会に、長老達の言葉にじっと耳を傾けてみて下さい。


原宿口にもステージ

昨年同様、神宮の原宿門前の広場に、簡単なステージを設けて、音楽やトークを行ないます。 こちらは、森ではなく、原宿の街に向けてのステージです。昨年は、アニャンゴのライブ、正木高志さんのお話しなど、いろいろやりました。現在、森のステージ出演者を中心にプログラム中。18日はラビラビも出演します。POWWOW aeaa Earth Kids Projectもアートな読み聞かせで出演します。こちらもお楽しみに〜♪


かわいい缶バッチつくりました

e38184e381aee381a1e381aee6a3aee38390e38383e382b8ae38390e38383e38381be38184e381aee381a1e381aee6a3aee38390e38383e382b8ce38184e381aee381a1e381aee6a3aee38390e38383e382b8d1 今年は当日、賛同金を募金箱に寄付して下さった方に、1個、缶バッチをプレゼントします! 実は「アースデイいのちの森」、すごく大きなイベントのように見えますが、全く手作りな祭りなんです。多くのアーチストやスタッフの持ち寄りとご協力に支えられて開催します。皆さん交通費も自腹なんです。 それでも2日やるので60万円ほど経費がかかります。それを、一人一口1000円の賛同金をたくさん集めてやろうとしています。宣伝、販売ができない神社の中での開催だから、普通のイベントのように企業スポンサーがついたり売上をあてにしたりできないのです。 ご来場される皆さま、ぜひ賛同金を、当日募金箱にカンパして下さいね! 受け取っただけのものを、お金に変えて、入れてください。100円とかじゃなくてね。100円アイスといのちの森での体験が、一緒の価値だなんて、そんなことないでしょ?。


いのちの森の活動が、森から街へ、少しづつ広がり出しました。

いのちの森のポスターが、原宿駅にも掲示されています。これは明治神宮さんからの働きかけで実現できました。そして、16日は表参道中程の交番横にも、原宿表参道商店街組合欅会さんのご協力で、一日PRブースを設置します。いのちの森の活動が、森から街へ、少しづつ広がり出しました。


タイムテーブル発表!

お待たせしました。タイムテーブルを発表します。 今年も多くのアーチストの方々が参加して下さいます。ありがとうございます〜♪ ●森のひろばプログラムソーラーステージ Time Table


西暦2100年TOKYOは、杜の都、水路の街、干潟の海。それは“いのちの森”から始まった。

『西暦2100年TOKYOは、杜の都、水路の街、干潟の海。 それは“いのちの森”から始まった。』

~100年かけて育った森からはじめる、100年先の森づくり~

表参道のケヤキを植え替えるという話しを耳にしました。とても心が痛みました。90年前に明治神宮の杜ができた時、表参道の整備と合わせて植林されたケヤキだとうかがいました。100年生き続けているいのちであり、明治神宮の杜とは兄弟のような木々だと思いました。 明治神宮から代々木八幡神社に向かう途中には、「渋谷はるのおがわプレーパーク」があります。ここには「ケヤキくん」と名付けられた大きなケヤキがあります。やはり幹線道路沿いなためか痛んでおり、伐採される運命でしたが、「はるプレ」の親子たちが、根元に小さく深い穴をたくさん空けて通気を良くしたり、懸命に努力して、先日樹木医さんから、健康な状態に戻ったとお墨付きを受け、伐採を免れました。 「緑の回廊」(コリドー)というものがあります。森が開発などによって分断され、動植物が自由に行き来できなくなったことへの対処として、野生生物が自由に往来できるグリーンベルトを造るものです。国内では主に国立公園で実施されています。 明治神宮の森には、“野生”(ワイルダネス)があります。オオタカが営巣できる生態系があります。都心の野生生物にとっての“母なる森”です。現代人は都市の緑化を目指していますが、壁や屋上を人に都合のいい程度に“緑色”にしているだけかもしれません。残念ながら、そこに自然=多様ないのちの営み を観ることはできません。 これからの東京について考える時、そして100年後という長期ビジョンを思い描く時、今のコンクリート砂漠の都市にいかに野生を取り戻し、人がいかにして人間性を取り戻すかが、カギだと思っています。新たに自然を造るのではなく、今ある自然(野生)を母として広がる、と考える方が自然だと思います。それを東京都心に置き換えるならば、明治神宮の自然が、周辺にじわじわと広がることだと思います。 それは表参道を通って、道や川やお堀を伝って、ビルの屋上を経由してかもしれません。元々は湿地が多く、川が多く、水豊かなところであった江戸、武蔵野です。まずは、アスファルトとコンクリートをはがして木や草を植える。神宮の杜から沸き出た清水を、きれいな小川の流れのままにどこまでも流す。水は大地の血液です。そして草や虫や鳥たちが自然の再生を助けてくれ、豊かな大地が戻って来る。なにも難しいことではないと思います。 西暦2100年の東京・・・。表参道からは車がいなくなり、車道のアスファルトははがされ、ケヤキ並木を中心に、中〜低木が茂るグリーンベルトが青山までつながり、明治神宮に棲む生き物たち、鳥・小動物・虫・昆虫・種子などが、表参道を自由に行き来しています。そこはまさに「いのちの回廊」です。 南の表参道を抜けたいのちの回廊は、青山霊園とつながり、麻布や恵比寿、目黒、高輪ともつながることでしょう。北の裏参道を通るいのちの回廊は、新宿御苑を結び、神宮外苑や迎賓館、赤坂御所を結び、お堀端を通って、皇居ともつながることでしょう。ここからお茶の水、神田川をさかのぼれば、善福寺、石神井、井の頭の湧水池にたどり着きます。 明治神宮の湧水は、新宿御苑からの湧水と合流し、渋谷川の名で原宿、渋谷を抜け、名を古川と変えて麻布を抜け、増上寺から浜松町、海へと注がれています。陸での動きは海にも伝わり、東京湾に干潟を取り戻す動きも盛んです。都内の主要な公園や緑地は、水の道、植物の道を通じて結ばれています。森と水路に囲まれた暮らしは、TOKYOに潤いを与え、いのちあふれる街へとシフトし、人々もまたいのちの力を敬い、いきいきと生きています・・・。 そんなビジョンを描きながら、「いのちの森」の活動が、まずは表参道・原宿へと拡がることを願っています。荒唐無稽なストーリーかもしれませんが、私たちには夢が必要だとは思いませんか。 ケヤキ並木が悲鳴を上げているのは、現代人へのシグナルだと思います。従来通りの伐採〜植樹というようなリセット型の対処法は、今日の都市の有り様やシステムとも重なって見えてきます。アインシュタインは言っています。ある問題を引き起こしたのと同じマインドセット(考え方や心のありよう)のままで、その問題を解決することはできないと。つまり、全く異なるやり方でないと、異なる答え導き出すことはできないのです。環境問題への対処などまさにその通りで、いくらエコ技術が進んでも、問題は決して解決しないでしょう。しかし、抜本的なところである、いのちのつながりを大切にすることで、解決する道は開けてくると思います。新たなチャンスを創造していきたいものです。 自然を単なる資源としてとらえる物質文明とは異なり、日本人は古来より人間も自然の一部であり、自然の中に神々が宿ると信じてきました。そんな自然への畏怖畏敬の念と日本の造林学との融合がなし得た大きな成果が、明治神宮の森です。私たちが今後自然を再生し「いのちの森」を取り戻していく上での、大切な道しるべになっていると思います。100年後を思い、人の手によって造られたこの森から、再び100年後を思い、未来の東京に生きる子供たちのために、今はじめる。明治神宮からはじまる「いのちの森」の活動が、未来への希望につながることを願うものです。 文責:河内聰雄(いのちの森実行委員会事務局長 2009年12月)